2018/05

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 今日は忙しかった。明日から始まるピンク映画の撮影のカット割りも、手付かずのまま。何をやっていたかというと、朝7時半におきて、近くの幡ヶ谷の公園に行き、人通りを確認。2日目の朝一の撮影なので、同じ時間帯に状況を見ておく。無許可のゲリラ撮影なので、周囲の人の目もチェックしておかなければならない。吉野家で豚丼を食った後、街の歩きで撮影する大通りに行き、カメラ位置など考える。ビルの私有地に入ると、ガードマンや管理人がすぐ飛んでくるので、カメラを構える箇所と役者を歩かせる箇所は慎重に選ばなければならない。

 その足で、歌舞伎町のスポーツセンターに行き、サウナとプール。どうもわたしの場合、沈思黙考を要する場合、お湯や蒸気のなかでないといけないようだ。先日、脚本のラストをどうするか考えるために、スポーツセンターが休みだったため、近所の風呂屋に行った。実は近くに十二社温泉があるので、そちらに行くことも考えたが、1800円、いかにも高い。南会津の共同浴場は200円なのにー。

 自転車がパンクしているので、ロケハンもスポーツセンターも徒歩で行く。帰ってきて、今度は昨日から作っている小道具の茶葉蛋(ちゃいえたん)をデジカメで撮影。ゆで卵をウーロン茶で煮たものだが、助監督の作った茶葉蛋に違和を感じ、実際に作ってみたら二人とも勘違いしていたことに気づく。大理石のように染まるのは、殻のほうではなく、それを剥いた白味のほうなのだ。考えてみれば当たり前のことで、当たり前のことがピンク映画の監督や助監督には抜け落ちている。
 昨日は煮た後、漬け込んだので、一晩かかった。二人の助監督も作っているようだが、多い方がいいので今日も自分で作る。撮影した茶葉蛋のデジタル写真は、助監督にメールで送り、やはり小道具のポスターを作らせる。



 そこに大宮オークラの佐々木支配人から電話があり、9日の舞台挨拶に里見瑤子さんと、ささきふう香さんが出たいと言っているという。昨日、監督特集第一回目の国沢組があり、二人ともその舞台挨拶に登場したのだ。わたしが考えるに、佐々木基子さんとわたしが二人だけでボソボソ語るのを心細く思った支配人が、おそらく二人に依頼したのではないだろうか。閉館を前に、派手にゲストを並べたかったのかもしれない。
 里見瑤子さんは、2時からの『バトルどワイセツ』に出演しているので、たいへん有り難い。実はラストシーンが里見さんなので、その後、いきなり本人が舞台に登場してくるのは、まるで仕組んだようだ。わたしはゲスト一人と思っていたので、基子さんにお願いしていたのだ。ふう香さんはまったく面識がなく、最近、国沢組で主演したそうだが、こうした機会にお会いできるのも、何かの縁だろう。
 佐々木支配人に、ぜひお二人にも参加してもらうよう依頼する。なお、昨日の大雪でお客さんの入りはイマイチだったとか。電車が止まったりしたので当然だろうが、国沢君には気の毒だった。彼は今回、役者として、明日ヤマザキ組に出演する。

 現場スチール用のフィルムを買い忘れていたことに気づき、もう一度徒歩で新宿西口のヨドバシカメラへー。高感度のリバーサルフィルムなので、大型店でないと買えない。ヤマザキ組と浜野組の現場スチールは、わたしが撮る。朝気づいていれば、これほど歩かなくても済んだのにー。そのまま部屋に戻るのが何となくイヤになり、近所のニューシティホテルの歩道に面した喫茶室で、カフェラテ735円。珍しいことだが、これもイン前のささやかな気まぐれか。

 帰って下着などを洗濯しながら、茶葉蛋を作りつつ、9日のお知らせをメールで知人関係に送る。数人、宛て先不明ですぐにリターンしてくる。いかにわたしが今、日常の付き合いが少ないかを実感。助監督から電話がかかってきて、明日のロケセットの本棚を埋める本を、夜の8時ごろに取りに来るという。スペースを確保するため、厚手の本がいいが、重いので、函だけ渡せる本を選ぼうと考える。
 さあ、このブログをアップしたら、カット割りだ。失敗した茶葉蛋を、昨日から何個か続けて食べているので、胸焼けがする。


comment

そうです。『カストラチュラ』の後書きに紹介されていたものです。白い卵や、その中身は、これまで何度か重要な小道具として使っていますので、今回は鳩山郁子さんが紹介されていたレシピにしたがって作りました。aishiさんのおかげで出会うことができた茶葉蛋ですが、ただしその使用法はピンク映画的に矮小化されていて、恐縮の限りです。

茶葉蛋,美味しそうですね。
これはもしや『カストラチュラ』のあとがきにあったものですか?
どんな風に映画でご使用になるのか、気になります。

  • aishi
  • 2008/02/09 7:23 PM









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